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2004/12/12

大統領候補からダイオキシン

 世界の各種メディアが昨日取り上げた、あのニュースについて…

■ユシチェンコ候補の「毒盛り説」、原因解明で入院(CNN)

ユシチェンコ氏は9月、背中などに激痛を感じ、ウィーンの病院に入院、検査していた。顔や体全体にはれ物が広がり、内臓が肥大する症状を見せたが、原因は判明せず、帰国。薬を飲みながら、大統領選を戦ってきた。

 それにしても驚いた。私の場合、ウクライナの大統領選挙騒ぎと共に、変わり果てた顔から先に彼のことを知ったので、それ以前の顔なんかまったく知らなかった。たぶん、多くの日本人がそうだと思うけど、その特異な顔については、選挙関係の映像を見ながら何となく気にはなっていたことだけに、そういうことだったのか!という気持ちが強い。

 そして!

■ウクライナ大統領選野党候補、体内から猛毒ダイオキシン(asahi.com)

検査したツィムプファー医師は「(ユシチェンコ氏の)病状が、ダイオキシンによる中毒症状であることは疑いがない」と断定した。血液や体の組織から、通常の環境で存在する量のほぼ1千倍にあたる高濃度のダイオキシンが検出され、「口から摂取された可能性が高い」という。

 …という続報が入ってきた。さらに!

ユシチェンコ氏は9月、政府関係者に招かれた夕食会のあと体調を崩し、今回検査したウィーンの病院に緊急搬送された。顔が腫れ、青黒い発疹が出るなど、選挙前と比べすっかり人相が変わった。皮膚の回復には長期間かかるという。

 奇しくも、これまで公害問題に絡んで何度も耳にしてきた「ダイオキシン」というものの恐ろしさを、私は目の当たりにすることになった。

2004-12-12 | Project Palm 直接リンク

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