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2004/12/09

いつになったら陽はまた昇る?

 先月末の記事「陽はまたまた昇る?」で、決着はもう着いちゃったように書いちゃったばかりの次世代DVD戦争だが、ここに来て再び混迷の度を増したようだ。

■ディズニーはブルーレイ陣営に 次世代DVD争い拮抗(asahi.com)

ハイビジョンなど高精細の画像を録画できる「次世代DVD」を巡って電機業界が2規格に分裂している問題で、米娯楽大手ウォルト・ディズニーは8日、ソニーなどが推進するブルーレイ・ディスク(BD)を採用すると発表した。米映画大手ワーナー・ブラザーズなど4社が、東芝などが推進するHD−DVD陣営への参加をすでに表明し、有利な情勢とみられていたが、大手の中で唯一態度を示していなかったディズニーのBD陣営参加で、両陣営の勢力は拮抗(きっこう)する様相だ。

 てな訳で、泥沼状況に突入したようだ。ユーザにとっては最悪のシナリオで、その場合、DVDから次世代DVDへの移行は少なからず遅れるだろうと想像される。

 記事の数値をもとに、ここまでの2陣営の動きを整理すると、HD-DVD陣営が先月、市場の45%を握った。その時、ソニー+松下連合のBD陣営はわずか30%だった。

●ワーナー+ユニバーサル+パラマウント+ニューライン=45%
■ソニー+MGM+フォックス=30%

 そして今回、市場の17%を占めるディズニー社がBD陣営に参加した結果…

■ワーナー+ユニバーサル+パラマウント+ニューライン=45%
●ソニー+MGM+フォックス+ディズニー=47%

 BD陣営が逆転して、両者の力関係は見事に拮抗した。

 さて、将来、ピクサーが今度はHD-DVD陣営に走ったりすると、またまた話はややこしくなるのかな?

2004-12-09 | Project Palm 直接リンク

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