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2004/09/21
馬鹿の分水嶺
実を言うと私は、以下の記事を笑えない。そして、同時に「普通じゃん?」と思っている。
■小学生の4割「太陽が地球を回ってる」 国立天文台調査(asahi.com)
小学生の4割が「太陽は地球の周りを回っている」と思い、3割は太陽の沈む方角を答えられないことが、国立天文台の縣(あがた)秀彦・助教授らのアンケートで分かった。
小学4年生時代の自分が、天動説じゃなく地動説を本当に理解していたかというと、はなはだ心許ない。理屈では知っていたかもしれないが、どっかで「まさか!」と思っていたような気がする。それから数年後、私は人生のとある岐路で2つの選択肢のうちから「文系」という道を選ぶことになる。
ところで、そんなことよりも私が気になるのは…
また、太陽が沈む方角を公立小9校720人に尋ねたところ、「西」と答えた子どもは73%で、あとの3割近くが正確に答えられなかった。
正直言うと子供時代の私は、太陽が昇ったり沈んだりする方向にについて質問された時は、必ず心の中であの歌を歌っていた。これはもう必ずだ!
♪西から昇ったお日様が、東に沈む
これでいいのだ、これでいいのだ
(「天才バカボン」のテーマソング)
あの歌を思い出してから、バカボンのパパが「東に沈む」と言うんだから、ごく普通の人の正解は「東から登る」だろうと、いちいち大馬鹿な三段論法を使って答を導き出していた。そう、毎回毎回、太陽の昇る方角や沈む方角を訊かれるたびに、あの歌を思い出して、そのあとに馬鹿の三段論法。そんな七面倒くさいことをやっていた。
それって、私だけだろうか?
2004-09-21 | Project Palm 直接リンク