2004/09/21
忘れられたもうひとつの未来
正直言うと、その中身はともかくだ。この映画に、古くからのPalmOSユーザなら思わずニヤリとしてしまう舞台設定を発見した。
映画の舞台となるのは、2035年のシカゴ。ウィル・スミス主演のこの映画の中で、その地を本拠にロボット界の巨大企業として君臨している企業の名前が、U.S. Robotics社だ!そう、かつて初代PalmOSマシンの「PILOT」を発売した時の親会社の名前だ。かつての同社と同様、シカゴが本拠地だし、「USR社」と略されているところまでソックリ!
参照●US Robotics Palm Pilot(Back to Mike's Electric Stuff )
本物の企業U.S. Robotics社は、1997年に同業の3Com社に買収されることで、歴史からその名を消したが、もしも3Com社に買収されず、PILOTの親企業としてまったく別の進化を遂げていたら別の未来を迎えていたかもしれない。そんな子供じみたパラレルワールドを思わず夢見てしまうような、2035年の超大企業U.S. Robotics社が出てくる映画だ。
映画そのものは、ごくごく普通に、まったく普通に楽しめる。それ以上でも以下でもなく。
参照●米3Com社が、米U.S. Robotics社を買収(PC Watch)
2004-09-21 | Project Palm 直接リンク