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2009/10/03
世の中にリリースすることの難しさ
「Project Palm 2」を読んだ読者の方からメールが届いた。続いては…
山田さん・古川店長はじめ、Pilot/Palmエバンジェリストの活躍がものすごく熱い! 正規日本語版発売までのもどかしさが今読んでも伝わってきました。そして単なる開発物語でなく、山田さんの抱えていた苦悩・苦労をストーリーの柱にしているので、いい意味で人間臭く、心に響く作品と感じました。昔を懐かしむPalmユーザーだけでなく、仕事や家庭や人生に息詰まっているような方に読んで欲しいと思います。
残念なのが、Palmの正規日本語版投入よりもタイミングを逸してしまった本書のリリース。まだ世の中がPalmの未来に期待を抱いていたときに、紙の書籍で販売されていたらと悔やまれます。本書の内容さながら、世の中にリリースすることの難しさを同時に感じました。
メールをくれたのはSANAIさん。物語の良いところを褒めてくれた上に、短所について触れてくれたことにも感動した。本当にそのとおりだと思う。自分でも大いに後悔しているところだったりする。今さらどうにもならないが、Palmの歴史同様、ifという言い訳のきかない「歴史」というものの寛容さと残酷さを改めて痛感している。
さらに、SANAIさんからはいくつかの誤植指摘と、重要な誤植の指摘を貰ったので、それはまた。
じゃ。
2009-10-03 | Project Palm 直接リンク