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2004/12/22
自動車の発明から排ガス既成までだって半世紀以上
携帯電話に関しては、正直どっちなんだよ〜?と誰もが思っているのが以下の話題だ。そう、携帯電話が人体にどの程度のダメージを与えているのか?それともまったくそういう影響はなくて、とっても便利でチャーミングな道具に過ぎないのか?…いったいどっちなんだよ、という問題。
■「携帯の電磁波がDNAにダメージ」と欧州の研究者(ITmedia)
この研究は実験室環境で行われたもので、健康上のリスクを証明するものではないが、実験室の外でも同様の影響が見られるか研究する必要があると科学者は話している。
これまでの「いきなり危険だよ!」って研究発表よりは謙虚なところが、逆に気になった。とにかく、実は私も携帯電話愛好家としては、そこに何の問題も抱えていないことを希望しながらも、ある種の学者グループに比べると、携帯電話系の研究者が口を揃えたように「まったく問題ありませんよぉ」と答えていることが多いのがちょっと気になっている。
もうちょっと「多少は問題あるけど、これぐらいなら大丈夫ですよ」とか言ってくれたら嬉しいのに、と思いつつ、これだけモバイルの世界の技術革新が凄まじいと、技術が開発されてから市場に飛び出すまでにいったいどれほどのチェック期間があったのだろう?とも疑問に思ってみたり。
とにかく、私を納得させる意見を、私はただただ求めているだけなのだ!
実際、ドイツ人のベンツさんとダイムラーさんがガソリンで走る自動車を発明したのが1886年のこと。以来、自動車はもの凄い勢いで世界に広まっていった。いわゆる自動車の大量生産が始まったのが1908年というから20世紀の初頭。ところが、自動車の排ガスが人体に悪いとわかってそれを世界的に規制したのって、正確には知らないけど、どんなに早くても1960年代だよ。遅けりゃ1970年代。つまり、採用されてから国家と企業が共同して問題点の修正を開始するまでに60年近くもかかっている。それまではひたすら「便利!便利!」で突っ走ってきた訳で、実際みんなもそれで大喜びだった訳で、とにかく願う。研究を!
2004-12-22 | Project Palm 直接リンク