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2004/12/09

続・寝ないと腹が減る

 昨日書いた記事「寝ないと腹が減る」について、読者の『匿名希望』さんから以下のような追加リポートを貰った。「糖分」に関する、一般的な常識を打ち破るなかなかユニークな文章だ。私はその真偽を確認できないが、とっても面白いので、ほぼ全文掲載する。いや、マジで面白い!

近年の日本は、ダイエット・健康ブームの真っ只中。そんな流れにもっとも嫌われているのが、砂糖。巷に溢れる商品にはことごとく、“シュガーレス”“糖質オフ”“砂糖不使用”の文字が躍ります。でも現実を知ってほしい。アナタの頭蓋骨に収まっている脳は、ブドウ“糖”でしか生きていけないんですから。

砂糖は、果糖とブドウ糖が一つずつくっついてできている「二糖類」とよばれるものです。この果糖とブドウ糖の組み合わせ次第で、オリゴ糖とか澱粉になるだけで、総じて糖質と呼ばれます。

脳細胞が活動するときの原動力としてブドウ糖が必要となります。その量は、1時間に5g、1日に120gにもなります。これほどの量を必要としているにも関わらず、脳細胞とその周辺には、実はそれほどブドウ糖を貯蓄しておく能力がないのです。ですから、ブドウ糖が不足したとき必要になったときには、カラダ中から血液を通してブドウ糖を集めなければならなくなります。ですから、日常安定して脳へブドウ糖を供給するには、全身の血中ブドウ糖濃度を血液1dl当たり約100mgに保つ必要があるのです。

肉体的運動時のみならず、長時間集中力を必要とする場面では、脳はかなりのブドウ糖を消費します。こんなとき、通常の食事に含まれる澱粉(ご飯やパンなど)を複数の消化器官を通して時間をかけてブドウ糖にまで分解されるのを待ていたのでは脳がダウンしてしまう恐れがあります(低血糖による昏睡状態)。

睡眠という行為は、カラダを休めているものと思いやすいですが、実は五感を休めているものと考えたほうが色々な意味でつじつまが合うようです。中でも視覚を休める、視床下部に受ける光量をほとんどなくす、つまり目を閉じるという行為は、脳にとってかなりの負担減となり、ひいては脳を休めていることになるのです。「眠れなくても横になって目を閉じろ」とか「眠るときは暗い部屋で」というのは迷信でもなんでもなく科学的に正しいことなんですね。

睡眠不足の状態では、疲労した脳を回復させさらにカラダの機能を通常通りの作業が可能なレベルになるように栄養を補給しようと指令を出します。このとき、体内摂取した時には余剰と判断されたブドウ糖が肝臓でグリコーゲンとして蓄えられているものを再びブドウ糖に変化させて脳に回すのですが、普段から糖質の摂取が足りていないとこの補給が満足にできなくなるため、新たに体外から摂取しようと脳が指令を出します。つまり「お腹が減る」のです。

ただし、最近の食事は冒頭で書いたように、糖質含有量が極端に低いものが多く、また摂取する側もなるべく糖質を避けるように食品選びをしてしまいがちです。これでは満足に考えることもできない人が多くなってしまいそうで怖いですね。特に小さな子供は、体内に貯蓄できる栄養量が大人よりも極端に少ないです。「おやつ」の存在は、けっして嗜好的なものではなく、子供の正常な成長のために絶対必要なものなのです。幼児の味覚で、甘味を感じる部分が一番最初に発達するというのもうなずけますよ。ただしもちろん、甘いものの与えすぎはダメですけどね。

ダイエットの本当の敵は、食べすぎ。
食べすぎは、生活サイクルが乱れたときに脳があげた悲鳴。
脂質も糖質も適量であれば太る原因にはなりません。
変なクスリや器具に頼る前に、まずは普段の生活習慣から正していきましょう。

というわけで、長々すみませんでした。

 個人的には、「睡眠という行為は、カラダを休めているものと思いやすいですが、実は五感を休めているものと考えたほうが色々な意味でつじつまが合うようです。」というあたり、痛切に納得した。「糖分が足りないとバカになる」というのは言い過ぎだとしても、あながち否定することは出来ない!

2004-12-09 | Project Palm 直接リンク

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