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2004/12/04
HALの涙
PC大手10社のうちの3社が3年以内に消えるというGartner社の予測を初回した「ガートナー少年の事件簿」という記事を書いたのは、わずか2日ほど前のことだ。あの時は、可能性はあるとは言え、よくもまあ、こんな大それたことを書くな〜と思っていたのだが…
ちなみに、実は、あの元記事の中には以下のような記述もあったのだ。
Gartnerでは、「HPとIBMは、損益面で足を引っ張り過ぎると感じた場合、PC部門を切り離す可能性が高い」と見ている。
それを読んだ時、私は、これまた未来の話だからまだ早いよ、ぐらいに思っていた。ところが!
■IBM、パソコン事業売却へ 中国大手と交渉と米紙報道(asahi.com)
米コンピューター大手IBMがパソコン事業を売却する方向で、中国のパソコン大手レノボ(聯想)グループと交渉していると3日、米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。交渉に近い筋からの情報としており、売却価格は10億〜20億ドル(約1030億〜2060億円)。売却先として、ほかに少なくとも1社とも交渉中と伝えている。
数年前にIBM社がPalm部門(ブランド名=WorkPad)から徹底した時、とっても哀しかったものだ。そして、もう少し頑張れなかったのかと悔しかったりもしたのだが、こうしてIBM社の屋台骨を支え続けてきたPC部門の身売り話を聞くにつけ、時代の動きの凄まじい速さに感慨もひとしおだ。
ちなみに、asahi.comの記事の〆言葉は、Gartner社の予測よりも、もっとあけすけな言葉で語られていて驚く。
IBMの撤退検討は、電機大手ゼネラル・エレクトリック(GE)が「業界1、2位以外の事業は撤退」として80年代にテレビ事業などを手放したのと同様、パソコンが家庭の日用品並みに定着してきたことを象徴している。同紙は「業界に一時代の終わりをもたらす」と指摘している。
ひえええええ!でも、ある意味、かなり当たってる!
2004-12-04 | Project Palm 直接リンク