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2004/11/04
世界史の憂鬱
そして歴史は、4年前よりも悪化した状態で「ふりだし」に戻った。
■ブッシュ氏再選 ケリー氏、電話で敗北認める(asahi.com)
私は思う。その作品の内容についての議論は置いておくにしても、マイケル・ムーアの映画「華氏9.11」は、少なくとも米国人には少なからぬ影響を与えたはずだ。内容の善し悪しはともかく、だ。ところが、この結果である。これをどう考えたらいいのだろう?ムーアのフィルムの影響を加えても、米国人の魂とはたやすく変わるものではないのだと考えるべきなのか。ケリーの魅力とは所詮こんなものだったと考えたらいいのか?
ひとつだけ言えること。米国人は今、良きにつけ悪しきにつけ、かつてないほどユニークな国民になりつつある。でもって、この選挙結果にもっとも胸を撫で下ろしているのは、困ったことにテロ組織アルカイダの総帥だったりするはずだ。何とも複雑な気分だ。
2004-11-04 | Project Palm 直接リンク