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2004/11/08

Cobalt Blue

 かなり無茶な言い方をすれば、PalmOSの南北朝時代が始まったとも言えるかもしれない。

■Palm OS Cobaltを搭載したデバイスは?(Doblog - あるPalmware作者の戯れ言 -)

BrightHandの記事において、palmOneのEd Colliganが当面Palm OS Cobaltを搭載した機種をリリースする予定がないことを明言した。(中略)彼らがCobaltへの移行を拒む理由は自分たちがPalm OS 5に対しておこなった独自の拡張をCobaltへ移植する困難さを考慮してのことだろう。HandSpringは積極的にOSに対して拡張を行うが、それがゆえにPalmSourceのOSのアップデートにはうまく追従できないことが多かった。

 かなり衝撃的なニュースだ。

 とは言え、拒む者あれば歓迎する者もいる!

一方、SamsungはCobaltベースのスマートフォンを開発することを明言しているらしい。自分たちが構築したスマートフォン機能は捨てることになるのだろう。

 来年2005年は、PalmOSにとって、かなり大きな変革の年になりそうだ。

参照●No Palm OS Cobalt Devices Until 2006?(Brighthand)

 ところで、先日私は以下のように書いた。

これは私の意見と言うよりも、私の予測だが、Treoの開発チームの特性からして、もしもPalmOS以外にも他のOSを搭載したTreoをリリースするとしたら、そこに搭載されるOSは、Treo開発チームによって極限までチューンナップされた特別バージョンになるはずだ。

 これもあながち空想には終わらないかもしれない。

 極論を言えば、現palmOne社のスマートフォン部門(Treo開発チーム)の主力メンバーはそのまま、初期PalmOS開発チームの主力メンバーでもあった。その後、様々な皮肉な歴史の末に、今の関係に落ち着いた訳だが、PalmSource社にとってのPalmOSと、palmOne社スマートフォン部門にとってのPalmOSの間には、それなりの温度差があるらしい。

 さて、どうなる?これからのPalmOS?

2004-11-08 | Project Palm 直接リンク

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