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2004/10/23

Missing!

 やや旧聞になるが、マサトレに以下のような記事が載った。

■Vis-a-VisでMissing Sync v.4取り扱い開始!+α(マサトレ)2004.10.22.Fri

本ソフトウェアはPalm Desktop ソフトウェア 4.0 日本語版 (Mac版)をサポートしません。AppleのiSyncの使用を前提とします

 先にお断りをしておけば、これ、MacOS Xユーザ、しかもMacOS X 10.3.5という最新バージョンを使っているユーザ限定のお話なのだが、上記の「サポートしません」という遠回しな表現を、もっとわかりやすく言うとどうなるか?

 少なくとも私の環境では、MissingSync v.4を最新版(ver.4.0.1)にアップデートした瞬間から、Palm Desktopが挙動不審になって、HotSyncをすると予定表以外のデータはシンクロしてくれているらしいのだが、予定表だけは頑固にシンクロしてくれなくなった。

 これを上記文章では「iSyncの使用を前提」とも表現している。もう少し分かりやすく言えば「MissingSync v.4を最新版(4.0.1)にアップデートしちゃうと、Palm Desktopは使えなくなるから、その場合はiSyncを使えよ」という意味になる。

 そもそも私がMissingSync v.4を購入したのは、上記のショップVis-a-Vis(オシャレなデザインになってビックリ!)ではない。私がそれを購入したのは今からほんの数日前だが、その時はまだ上のマサトレの記事は出ていない。いわんや、Vis-a-Visではそれを扱っていなかった。すでに「とある理由」で焦っていた私は、別のオンラインショップでそれを購入した。

 その、焦っていた理由とは!

 歴史をひもとくと、私は今年の夏あたりのどっかの時点でMacOS Xを最新版(10.3.5)にしていたのだが、つい最近のある日、とある事情のために「Data Import」というCLIEのメモリースティックをMacOS Xのデスクトップ上に表示してくれるソフトを久しぶりに、本当に久しぶりに使おうとした時点で、突然トラブルに遭遇した。なぜかこの「Data Import」というソフトウェアだけが使えないのだ。

 そこで私は、このサイト「Project Palm」の記事内でそれを質問した。「なぜこんなトラブルが起こったのか?」…と。(その後、返事が届いた時点で質問は削除した!)すると親切な読者の一人が私の疑問に答えてくれた。「(自分は該当者ではないけれど)MacOS X最新版(10.3.5)でMissingSyncを導入するとData Import機能が使えなくなるというのはMissingSync固有の不具合らしい」ということだ。さらに、「この問題を解消するためのパッチがすでにリリースされている」ことも教えてくれた。

 そこで私は、思い切った。MissingSync自体もそれまでのv.3からv.4にアップデートして、さらに問題を解決するパッチをあてたのだ。

 その結果!

 確かに「Data Import」は使えるようになった!万々歳である。ところが同時に、冒頭にも書いたようなトラブルが起こった。つまり、「MissingSync v.4を最新版(4.0.1)にアップデートしちゃうと、Palm Desktopは使えなくなるから、その場合はiSyncを使えよ」という状況になってしまったのだ。どうやら残念ながら、これを解消するパッチは存在しないらしい。

 これはこれで困った!なぜなら私は、いくつかの理由により、PalmDesktopの使用を諦めて、iSyncの使用に変えるつもりがないからだ。さらに、ここまで来て気づいたのは、親切な読者が教えてくれたパッチのページをよく見ると、ここにはMissingSync v.4を最新版(4.0.1)にアップデートしてくれるパッチ以外にも、それ以前のMissingSync(つまり、v.3)をMacOS X最新版(10.3.5)に対応させてくれるパッチも載っていた。MissingSyncがPalm Desktopへの対応を諦めたのはv.4以降のはずなので、おそらくはこれを使っておけば、「Data Import」が使えて、おまけにPalmDesktopも使えたはずなのだ。ところが私は、焦っていたためにMissingSyncをv.3からv.4にアップデートするという余計なことまでしてしまった!

 さて、「Data Import」も使いたい、おまけにPalmDesktopも使いたい!しかも、MacOS Xは最新版(10.3.5)のままでいたいという私がここでとるべき選択肢はたったひとつしかない。そう、まずはMissingSyncをv.4からv.3までバージョンダウン(?)してから、そこにMacOS X最新版(10.3.5)対応パッチを当てることだ。

 早速やってみた!

 ところが、どうやらバージョンダウンがうまくいかないのか、普通に「Uninstallerを使ってMissingSync v.4を削除してから、改めてMissingSync v.3をインストールして、その後にアップデータ(v.3.0.9)やらパッチを当てる」という順番で作業をしても、やっぱりPalmDesktopはちゃんと使えないままなのだ。どうやら、MissingSyncをいったんv.4にバージョンアップしたことで、何か問題を抱えてしまったらしい。

 再び困った!

 教訓!…焦って何かをして、うまくいった試しはない。とくにコンピュータ絡みのアップデート作業では十中八九、取り返しのつかないことになる。そんなことない?


※文中では「MissingSync」とだけ書いているが、正式名称は「The Missing Sync」というらしい。しかも、「MissingSync v.4」の正式名称は「The Missing Sync for Palm OS v4.0」というらしい。長いッ!

2004-10-23 | Project Palm 直接リンク

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