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2004/11/06

続・必死か?本気か?

 こうやって、連日、PalmOSに関するニュースがネットに出るってのも久しぶりじゃない?

■パームワン、OSの選択肢拡大を検討--WindowsやLinuxを視野に(CNET)

CNET News.comが入手した情報によると、同社は自社製品に採用する可能性のあるPalm OS以外のOSとして、Microsoft製のものと、少なくとも1種類のLinuxについて評価テストを進めているという。

 先日書いた記事「必死か?本気か?」元記事の続編みたいなニュースだ。

PalmSourceとMicrosoftの関係者は、この件に関するコメントを控えている。

 記事中には、上記のような文章があるが、もう一方の当事者palmOne社からのコメントはPalmInfoCenterに載っており、これの抜粋翻訳記事が、11月4日付のPalmfanに出ていた。

■ Pocket PCを採用するという噂に対するpalmOne, Incのレスポンス(Palmfan)2004.11.04

 これによると、palmOne社のスポークスマンは、palmOne社はPalmOSの魅力を十分に認識した上で複数年契約を結んでいる。その上で、

もちろん,会社は他のOSを採用することで市場規模が成長するのか,また,顧客ニーズに応えているのか/外れているのかをオープンに評価しています。これは特に目新しいことではありません。それはスピンオフの正当性の一つでした。これにより,両社はそれぞれの未来を作り上げることが出来るのです。

 …と語っている。そう、OSから独立した企業として正当な行為であると。

参照●palmOne Responds to the Pocket PC Rumor(PIC)

 くどいようだが、この一件に関する私のスタンスは、前回も書いたように以下の通りだ。

(前略)Treoが今以上に大きな勝利を得るためにもPalmOS以外のOS「も」採用することは、結果としてPalmOSの未来のためにもなると私は思っている。それでも消えるOSなら、所詮はその程度のOSだったということだ。少なくとも私はそうは思わない。

 それ以上でも以下でもない。これだけは確認しておく。

※ただし、一点だけ追加しておく。

 これは私の意見と言うよりも、私の予測だが、Treoの開発チームの特性からして、もしもPalmOS以外にも他のOSを搭載したTreoをリリースするとしたら、そこに搭載されるOSは、Treo開発チームによって極限までチューンナップされた特別バージョンになるはずだ。

 かつて、Handspring社(現在のTreo開発チームの主力!)がPalm社から独立した時、外様企業に過ぎないHandspring社が本家Palm社のOSをチューンナップして本家以上のOSにまでバージョンアップしていたが、あそこまでは行かないにしても、Treoの使い勝手を出来る限り落とさない程度までにはバージョンアップさせてから、そのTreoを発売するだろうと予想する。もちろん、PalmOSを搭載したTreoには及ばないまでも、そこそこは使い勝手のいいTreoになるのではないだろうかと私は予測する。

 その結果、特別版WindowsMobileを載せたTreoや、特別版Linuxを載せたTreoの購入ユーザから、どうせならPalmOSを載せたTreoの方がいいじゃん!と移ってくる場合もあるだろうと私は予測する。これが私が前回書いた「結果としてPalmOSの未来のためにもなると私は思っている。」という言葉の意味だ。ま、あくまでそうした意味のひとつの解釈に過ぎないが…。

 以上が、私の予測だ。

2004-11-06 | Project Palm 直接リンク

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