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2005/01/19

繋がるということ。

 そもそも、こんなニュースが記事になっていること自体が、ちょっと不思議なのだが、実際、それを読んだ私もこのニュースをもとに記事を書いてしまった。なるほど、そういうことなのか!

■あの頃の笑顔、携帯で…鹿児島の小学校が“卒業アルバム”(Sankei Web)

 携帯電話で母校の思い出をいつでもどこでも見られる−。鹿児島市西別府町の私立池田小学校は18日、卒業生の名簿や顔写真、文集などを掲載した“卒業アルバム”を携帯電話で手軽に見られるサイトを開設したと発表した。
 従来の製本されたアルバムは持ち運びが大変なため「いつでも携帯電話一本でアクセスでき、内容も更新できるアルバムを」と、同校を運営する池田学園の池田真美副理事長が発案。今春の卒業生62人のために、同校職員らが専門家の指導を受けながら、約1カ月かけて完成させた。

 この記事を読んで、私は異常に感動してしまった。自分自身は卒業アルバムなどにとくに思い入れのない人間なのだが、こんな卒業アルバムなら欲しいな、と素直に思った。こんなとは…

 サイトに接続すると名簿や校歌などの項目が表示され、利用者は見たい項目を選択する。個人情報保護のため、名簿を見るには同窓生にだけ配布されるIDとパスワードが必要。住所や電話番号は掲載していない。
 名簿上で個人名を指定すれば、一人一人の顔写真と、卒業時に思い出をつづった作文を見ることができる。担任だった先生の一覧や、卒業の年に起きた国内外の主なニュースを写真付きで紹介するページも作成。今後は、卒業生同士が近況を報告し合うための掲示板も作る予定という。

 どう?

 具体的には、こーゆー卒業アルバムが一般化することで、新しいコミュニケーションの母体が生まれそうな気がする。とくに、自分が故郷を捨てた人間なせいかもしれないが、そう言う意味で注目しまい、恥ずかしいぐらいに興奮してしまった。

 ただし、IDとパスワードによるセキュリティが、素人お手製の簡易的すぎるものだとすると、非常に危険だ。とっても深刻な個人情報の流出が起きうるだろう。とくに、芸能人の出身校出身学年の卒業アルバムは、日本中から総攻撃を受ける可能性がある。それでも耐えられるだろうか?

 ま、そんないくつかの不安を考慮に入れても、とっても魅力的なアイデアだと思う。

2005-01-19 | Project Palm 直接リンク

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