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2004/12/27

兎の誤算

 CLIE User Club!で見かけた以下の記事を読みながら、思わず唸ってしまった。いつの間に、亀は兎を追い越していたんだろう?

■「VAIO第2章」は成功したのか(PC Watch〜大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」)

 VAIO第2章の総括記事だが、私が気になったのは、VAIO云々よりも、パソコン全体の未来について触れた以下の文章。

そして、木村NCプレジデントは、それを実現する上では、プラットフォームにこだわる必要がないことも示す。それは、言い換えれば、IntelアーキテクチャーとWindowsの組み合わせでなくとも構わない、との見方とも受け取れる。同社のデジタル家電に、Linuxが採用されていることを見ても、それとの連動を目指すVAIOがWindowsである必然はないだろう。

 かつてWindowsはMacintoshをライバルにしていた時代もあった。そして今、Linuxをライバル視しているようだ。しかし、そのうち、Linuxとも違うものと戦っているかもしれない。そう、それはもはやOSと呼ぶことさえ疑わしい「何か」かもしれない。

 ネットワークコンピュータとか、ユビキタスって言葉は20世紀の頃から、まことしやかに囁かれてきたOSの進むべき未来像だった訳だが、そんな技術界の供給体制が描いた未来像とは別に、独自に進化した需要サイドの方が勝手に別の未来像を描きはじめているようにも見える。

 気のせいか?


参照●435.ステートレス・デバイス(PalmTortter)

2004-12-27 | Project Palm 直接リンク

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