« 進化する地図 | メイン | 早春のpalmOne »
2004/12/18
人魚姫と日本人観光客
REUTERS発の以下の記事の中には、二つの謎がある。最初の謎はすぐに解けるのだが、もうひとつの謎はどうにも微妙なまま、心に引っかかってしまう。
■デンマークの人魚姫像にイスラム衣装(REUTERS)
ええっと、まず最初に謎が提供される。
デンマークの首都コペンハーゲンの観光名所で、アンデルセン童話を題材にした人魚姫の像に16日、イスラム教徒の女性が着用するブルカとみられる黒い衣装がかぶせられているのが見つかった。
最初の謎については、記事の最後にだいたいの理由が仄めかされている。
像には衣装とともに、トルコの欧州連合(EU)加盟反対をほのめかす一言が書かれたたすきもかけられていた。
なるほど。そーゆーことね。ところが、この記事にはもうひとつの謎があって、そっちについては、とくに説明がない。では、その謎について。まずは、この写真を見て欲しい。
(拡大画像)
ちょっと気になる写真だ。それについては記事中に以下のような説明がついている。
日本人観光客の女性2人組は、棒を使って衣装を取り除こうとしていた。
はあ?!
なんだろうね、これ?
いったいこの日本人観光客が手にしている謎の道具は何だろう?どっから持ってきたのか?誰かに渡されたのか?そして何よりも、イスラム問題という、どう考えたってナイーブな問題を孕んでいるとしか思えないトラブルなのに、なんでまたこんなにも大胆不敵なことが出来てしまうんだろうか?せっかく休暇をとってやってきたデンマークの想い出が台無しになるから?
う〜ん、この、とっても大胆な日本人観光客の気持ちが知りたい。…ちょっとだけ。
2004-12-18 | Project Palm 直接リンク