2004/12/14
みんなの地図
先日書いた記事「見失った地図」で、電子地図メーカー大手のアルプス社の危機について書いたばかりだが、昨夜、同社製品の登録者宛のメールが、私のメールボックスにも届いた。それによると…
製品制作・販売およびお客さまサポート継続のお知らせ
弊社は本年12月10日(金)、名古屋地方裁判所に民事再生手続き開始の申し立てを行い、同日付で裁判所及び監督委員の監督下で手続きを進めるための保全命令と監督命令の発令を受けました。
皆さまにはご支援をいただいているにもかかわらず、多大なご心配とご迷惑をおかけいたしますことを心からお詫び申し上げます。
弊社におきましては、民事再生申立後、2004年12月13日(月)にヤフー株式会社との間で、スポンサー支援に関する基本合意に至りました。今後は、ヤフー株式会社支援の下に、事業再生の構想の具体化につき協議を進め、可及的速やかな事業再生を図って参る所存でございます。また、製品の制作、販売、サポートもこれまでどおり継続いたします。
ユーザーの皆様には深くお詫び申し上げますとともに、今後は全社一丸となり再建に向けて努力をする所存でございますので、引き続きご支援をいただけますようお願い申し上げます。
でもって、さっそく同社サイトを見ると、かなり衝撃的なお知らせが!
■民事再生のスポンサーのお知らせ(アルプス社)
■株式会社アルプス社の事業継承に関するお知らせ(ヤフー株式会社)
■新製品発売およびお客さまサポート継続のお知らせ。(アルプス社)
■個人向け製品のサポートダイヤル変更(アルプス社)
そうなんだよね。確かに電子地図業界は非常に厳しい状況にあるのはわかる。しかし、それがなくては困ることが多すぎるほどの財産を持つ電子地図会社大手であるアルプス社は、どうしても守るべき資産でもある!
参照●ヤフー、アルプス社の事業を継承 地域情報強化へ(ITmedia)
2004-12-14 | Project Palm 直接リンク