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2004/11/25

それなりの歓びと気になる副作用

 ちょっと気になるニュースを発見した。実行されるのは来春だから、もう少し先の話だ。

■ソフトバンク・アイティメディアとアットマーク・アイティ合併に合意〜 国内最大級IT専門メディアを目指して新会社「アイティメディア株式会社」に 〜(ITmedia)

IT総合情報サイト「ITmedia」を運営するソフトバンク・アイティメディア株式会社とIT技術者向け情報サイト「@IT」を運営する株式会社アットマーク・アイティは、両社の取締役会において、両社を合併することを決議いたしました。合併期日は2005年3月1日で、合併後の新会社名はアイティメディア株式会社です。

 ITmediaと@ITの合併は基本的には賛成だ。ユーザとして、より強力なメディアに出逢える歓びは悪くない。ただし、ここ数年、CNETやITmedia(ZDNet)で起こった悲劇が再び繰り返されるだろうと予想されることだけがちょっと哀しい。

 そう、この種の合併や再編のたびに、これらニュース系サイトにあった膨大な過去データまでも再編されて、その結果、一部が姿を消してしまったり、URLが変わってしまったりすることだ。そのために、多くのウェブサイトにあった罪のないURLリンクが一瞬にして無駄になってしまう。これは本当に哀しいことだ。リンクだって立派な社会的財産だと私は思っているから。こうした悲劇を避ける方法とか、誰か考え出してくれないものだろうか?


※今回紹介した悲劇について知りたければ、過去データをCNET日本語版やZDNETに頼っていた、過去の情報サイトを眺めてみるといい。眺めるだけならとくに問題はないが、そこに載っていたリンクのほとんどが元々結ばれていた情報ページから途切れたままになっている。あまりにも大量の幽霊リンクが並んだそういうページに出会うと、本当に哀しい気分になる。まるで、誰もいない幽霊船に乗ってしまった気分だ。この種のページを仮に「ゴーストリンクタウン」と呼んでみよう。ページ内のほとんどのリンク先が失われてしまったページ。これほど哀しいものはない。

2004-11-25 | Project Palm 直接リンク

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