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2004/10/03
活火山と死火山とナポレオン
正直に告白しよう、数日前から「セントヘレンズ山で噴火の可能性」とかのニュース記事が出始めた時から、私は心の中で大きな勘違いをしていた。
そう、今日も似たような記事がウェブに出てた。正確に言うと、事態は数日前よりも切迫したようだ。噴火の可能性は明らかに高まったようだ。
■セントヘレンズ山、再噴火の恐れ 観光客に退避警告(asahi.com)
米地質調査所は、1日に24年ぶりに噴火したワシントン州南部のセントヘレンズ山(標高2550メートル)が再噴火する恐れが「50%以上ある」として2日、周辺地域から即時退去するよう観光客らに警告した。
ところがまだ私は勘違いを続けていた。その勘違いが吹き飛んだのは、記事をちゃんと読み始めてからだ。「ワシントン州南部」????!…あれ?
私はずっと勘違いをしていた。セントヘレンズ山って、「この島」にある火山だとばかり思いこんでいた!「この島」とはつまり、この島のことだ!
つまり、「この島」の中央に巨大な火山があるのだと思いこんでいた。
そう!ナポレオン最後の流刑地として有名なあの島だ!(こんなに遠いところだったのか!)
何はともあれ、大勘違いだ!!!(島は「St. Helena」で火山は「Mt. St. Helens」!)
しかも、真上のリンクページにはこんな驚くべき事実が出ていた。
アメリカ、カリフォルニア州にはセントヘレナ山という死火山があります。
マジかよ?!
■セントヘレナ山(カリフォルニア・サクラメント滞在記)
ここの表記はまさしく「島」と同じく「Mt.St.Helena」だ。米国ワインに詳しい人や、シリコンバレー暮らしが長い人ならよく知ってるはずだ。そう言えば、Palm Trotterのナパ・ワイナリー紀行にも最近出てた!
つまりだ。南大西洋上には「St. Helena」という島がある。それとは別にアメリカはカリフォルニア州には「Mt.St.Helena」という「死火山」があり、同ワシントン州には「Mt. St. Helens」という活火山がある、と。そういうことだ。
ややこしいったら、ありゃしない!
ちなみに、ワシントン州の火山セントヘレンズ山の20年前の噴火については、DVDなんかも出てるらしい。
やっぱり噴火マニアとかが買うんだろうか?さて、リアルタイムでこの山のことが心配な人はこっちのライブ映像を見るという手もある。
■Mount St. Helens VolcanoCam(USDA Forest Service)
さっき見たら真っ暗だった。噴火後だったからじゃなく、どうやら現地が夜中だったからのようだ。
※関係ないけど、日本では「St.」のことを「セント」よりも、なぜか「セイント」と読むことの方が多い。
2004-10-03 | Project Palm 直接リンク