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2004/10/13
指先さえも届きそうな奥地
アマゾンという言葉はかつて「奥地」の代名詞だった。今、「アマゾン」ならそんな奥地にも即日配送を実現してくれそうなイメージすらある。あくまでイメージの話だけど。さて、そんなアマゾンの話。
■「成功の秘訣は他社の動向に気をとられないこと」:アマゾンのJ・ベゾスが来日(CNET)
AmazonではテレビCMなども行っておらず、「広告費をかけるよりも、価格を下げたり配送料を無料にしたりすることで顧客に還元し、Amazonは成功した。(中略)Amazon.co.jpでは同日、新たに「おもちゃ&ホビー」ストアを開設した。
…という訳で、当然の帰結として!
■「球団はいらないよ」、アマゾンの発表会でベゾス節を披露(IT Pro)…※要登録
「広告に金を使うくらいなら顧客に還元すべきだ。新球団だって? ウチにはいらないよ、ハッハッハ」
さらに今朝になると…
■アマゾン、音楽配信参入を検討 創業者ベゾスCEO語る(asahi.com)
——音楽配信ビジネスは手がけないのですか。
「われわれは本をデジタル化して配信する事業を手がけている。その延長で、音楽の配信事業でも前進していけると思っている」
正直、どこまで手を広げる気なんだよ?!と思いつつ、とっても便利なのは事実。私もDVDや書籍の購入ではとってもお世話になっている。何よりも配送システムが便利だ。
——配送料無料は利益を圧迫しませんか。
「たしかに高くつく。しかしわれわれはテレビ広告などを使わず、配送料に回す。宣伝は消費者の口コミに期待する」
こーゆー話を聞いてると、プロ野球の参入さえもメディア利用に積極的に活かそうとする現代企業のしたたかな姿さえも、逆に、それほど違和感なく聞ける気もする。広告費として考えたら安いじゃないか?…と。そうやって考えてみると、現代のプロ野球騒動で酷い目に遭っているのは、若手企業と言うよりも、旧態依然とした古株企業の方なのかもしれない。…なんてことまで考えてしまった。
2004-10-13 | Project Palm 直接リンク