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2004/09/27

喜ぶのは早い

 綺麗な薔薇には刺がある、というかなり古典的な教訓を絵に描いたような話。

 下記ニュースのことは記憶に新しいと思う。ネットのみならず、テレビ等でもその衝撃的な映像はたびたび繰り返された。

■ウィンフリー、番組の観客に新車を贈呈、19周年記念に(CNN)

米人気司会者のオプラ・ウィンフリーさんがトーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」の19周年を記念して、観覧客276人全員に、新車をプレゼントした。

 そう、276人のとっても幸せな人々の話だった。が、それには、以下のような後日談もあった。

■テレビで車もらって大喜び……と思ったら税金が?(CNN)

米人気司会者オプラ・ウィンフリーさんの所有するハーポ・プロダクションズは22日、13日放送の「オプラ・ウィンフリー・ショー」で新車をプレゼントされた276人が、最高で1人当たり7000ドル(約77万円)の所得税を支払う必要があることを明らかにした。支払いを拒否した場合、車は没収されるという。

 なるほど…。

 ま、店頭価格2万8500ドル(日本円約313万円)のGM車「ポンティアックG6」を貰ったんだから、税金ぐらい払ってもバチは当たらないだろうが…。これが純粋な賞金なら「目減り」するだけで済むのだが、現物だけにつらいところ!

 おまけに、最初の記事を読むと以下の記述がある。

ウィンフリーさんは「(今年は)夢大きな年にしましょう。今シーズンのオプラ・ショーでは、叶わない夢はない」と述べ、観覧席に座っていた人々に向かって、「あなた方は選ばれた人だ」とコメント。「あなたが車を必要としていることを、あなたの友人や家族が手紙で知らせてきたのです」と述べた。

 てことは、会場にいた人たちの多くが、あまり金銭的には恵まれていなかったという証明にもある。つまり、後日談の記事の最後に書いてある以下の一文がこの日のプレゼントの正確な明細ということになる。

ハーポ・プロダクションズの広報担当は、新車を贈られた人は、税金を払って車を保有し続けるか、売るか、車をもらう権利を放棄するかのいずれかを、選ぶことになると説明している。

 綺麗な薔薇には刺がある!無料の車にも税金はかかる!


2004-09-27 | Project Palm 直接リンク

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