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2004/08/22

SDOLじゃないだけでも

 パルマガが活動を停止した日に、パルマガライターの一人、たかゆきえさんのサイト「EnthuPalm」もサイトを閉じていた。実は私もそ辺の事情をまったく知らない。そして、ご存じのように私は彼のファンだったりもするので、私自身、パルマガを閉めた張本人でありながら、EnthuPalmの更新停止がとっても哀しかった。

 とは言え、数ヶ月前に、同サイトがサイト主宰者の急病のために半年近くも活動を停止した時に比べれば、全然幸せだと思っている。あの時は、ウェブ活動が生んだ新しい悲劇のパターンとも言うべき「SDOL(サドンデス・オン・ライン)」状態だった。ある日突然、大好きなウェブサイトの活動が止まってしまう。ところが、メールアドレスしか知らないので、先方から返事が来ない限り、連絡のとりようもない。サイト主宰者は生きているのか?死んでいるのか?それさえもわからないままに数ヶ月間が過ぎ、最悪の場合、一年以内にはレンタルサーバとの契約も切れてサイトごとすべてのデータがこの世界から消滅する。そして、断片的な記憶とわずかなキャッシュだけを残して、永遠に消え去るウェブサイト!…それがSDOLだ。

 その可能性さえあった数ヶ月前のEnthuPalmだった。あの時に比べると、今回は同じ「突然」でも、ちゃんとサイト主宰者からの別れの言葉があった。

これでさいならです。
皆さんバイバイ!!

 しかも、いかにも彼らしい別れのイメージともに

 別れの理由はいくらでも考えられる。場合によっては「語りたくない理由」や「理由を語りたくない場合」もあるだろう。どちらにしても、無理してウソの理由を語って貰うよりは、何も語らずに去ってくれた方がましということもある。そう、人生にはたびたびあることだが、すんごく知りたいけど、出来れば知らないままに過ごした方がいい場合もある。…とか、いろいろ書いてるけど、本当は下らない理由だったりして…。

 ま、そんなことはともかく、これすらも彼のやり方だと思う。たとえばそれは饒舌な私のやり方とはまったく違うスタイルだ。そんな差なんかも私は彼の個性として楽しみたいと思う。

 ほんじゃ、バイバイ!!


※ちなみに、「SDOL」(Sudden Death On Line)というのはたった今作ったばかりの新語なので、どこを探しても、出典は見つからないクソ和製英語だ。

2004-08-22 | Project Palm 直接リンク

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