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2004/08/25

希望の轍

■PEG-TH55DK 辞書キット(SONY)

ビジネスシーンで大活躍の“クリエ”『PEG-TH55』に辞書機能をプラス!
付属の“メモリースティック-ROM”に収録の辞書データ(全10種類)
●広辞苑 第五版(岩波書店)
●逆引き広辞苑(第五版対応 岩波書店)
●リーダーズ英和辞典 第2版(研究社)
●カタカナ発音英単語検索辞典(研究社監修)
●新和英中辞典 第4版(研究社)
●オックスフォード現代英英辞典 第6版(Oxford University Press)
●漢字字典(学習研究社監修)
●四字熟語早引き辞典(学習研究社)
●暮らしのことわざ早引き辞典(学習研究社)
●カタカナ新語実用辞典(学習研究社)

 さて!とうとうSONYから登場した、私的に待望の用途専用CLIEは「辞書」バージョンだった!まずは大歓迎!やっほ〜!ただし、大歓迎と言っても自分自身が欲しいというよりも、新規ユーザ層の開拓には不可欠だという戦略的な希望だ。

参照●【新春コラム】初夢っつーか(パルマガ)
  ●さらなる夢を見てみる。(パルマガ)

 広辞苑以下、辞書のラインナップはまずまずなので、注目すべきは価格!正直、製品自体のターゲットは新規ユーザなのに、価格自体は既成ユーザを意識しすぎたようにも見える。

 自社製品との比較でもやっぱりやや割高な印象は避けられない。もちろんPDA機能を考えれば割安だとも言えるのだが、私はそうやってPDAに価値を認めてくれるユーザをあまり考えていない。そういうユーザはすでにPDAを購入済みだからだ!

 そこで今後、店頭でこの製品をどんな売り場に置くのか?あるいは、どういった方法で普通の電子辞書やPDAとの差別化を図っていくのか、が楽しみだ。それがそのまま、このやや高すぎる印象の製品の価値を決めるはずだ。大いに期待したい製品だ。

 ただし、製品さえ作れば後は市場に任せた、というのではさっぱり売れないとも言える。実際、家電ショップのPDA売り場はもちろん、「電子辞書売り場」に置かれるようにならなければ、製品を出した価値さえもなくなる!期待!期待!

2004-08-25 | Project Palm 直接リンク

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