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2004/10/02
高村美咲のゆらぎ
高村美咲から届いたメールは、橘翠子系の人たちとは一線を画している。文体と情報量が、とってもあっさりとしている。それがミソだ。それが高村美咲系メールの味わいだ。
題 名:メール届いていますでしょうか?
差出人:高村 美咲 <liberal_mi_sa@■■■■■.co.jp>
日 付:2004年10月1日 19:22:29:JST
宛 先:pal@palm.■■■
返信先:高村 美咲 <liberal_mi_sa@■■■■■.co.jp>
お返事が遅れました、美咲です。
この間は久しぶりで本当に楽しく
すごせました。
また誘っていただけると嬉しいです。
それではお返事をお待ちしてますね。
ご覧のように、実にあっさりとしている。魚介風味の和風ラーメンのスープみたいだ。しかも塩味の!「この間」とか「久しぶり」とか「本当に楽しく」とか、とても曖昧なワードしか使っていない。そんな曖昧な世界を唯一引き締めているのが「美咲」という固有名詞だ。茫洋としたメール全体の中で、ここだけが孤独に屹立している。
しかも、ヘッダを見ると「高村美咲」という名前であることがわかる。「高村」と言えば「智恵子」だ。(←本当か?)それだけでもどこか教養の香りがする。「高村美咲」という名前なら、絶対にバカではないような気がする。そのくせ「すごせました」と、ココだけ突然ひらがな遣いに徹している。ここに計算された「隙」がある。単なる知性派ではない「ゆらぎ」が感じられる。
おまけにメルアドは「リベラル・ミ・サ」だ。再び美咲は知性的な教養の香りを漂わせる。絶対に阿呆な女性は自分を「リベラル」だとは思わない。絶対に自分で「リベラル」とは名乗らない。つーか、自分で自分を「リベラル」と名乗る女ってどんなだ?普通に考えると、ちょっと怖くないか?ゴリゴリと万力のような論法で男性を締め上げる田嶋陽子のような論客をふと想像してしまった。
高村美咲なんて嫌いだ!
2004-10-02 | Project Palm 直接リンク