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2005/12/21

コリガンが語り、鬼が笑う。

 今さら、Palmは凄えよ、とか、ことさらにそんなことを言いたい訳じゃなく、久しぶりに景気のいい話なので、紹介する。

■Palm Says 3 New Treo Smartphones in 2006 (PIC)

 上記のPICの記事によると、PalmのCEO、Ed Colliganが、電話会議の中で以下のようなコメントを語ったそうだ。

「我々は今後、Microsoft社のWindows Mobileを搭載したTreo 700wを製造していくが、それだけじゃなく、来年中に、我々は新しい3種類のTreoを発表する予定だ。」

「これらの新しいTreoモデルは、それぞれ違った値デザインと値段で登場する予定だ。しかも、これらはいずれも次世代の無線テクノロジーを搭載しているはずだ」

「そのうちのひとつは、巨大な国際的キャリアのために特別に設計されたモデルのため、米国ではリリースされないかもしれない。」

 これは、かつてPICが報じた以下の噂の内容と一致する。

「Palm社は、Windows Mobileが走るTreo 700wに非常によく似た形状のTreo 700pを2006年内にリリースするはずだ。これには当然、Palm OS Garnetが搭載されている。この他に同社は、『Hollywood』『Lowrider』というコードネームの2種類の新型Treoをリリースするはずだ。」

 それとは、別にColliganは以下のようなことを語った。

・Palm社はこの四半期に60万台のTreoを出荷。(昨年同期には33万台出荷)
・Palm社は現在、米国ハンドヘルド市場で78%のシェア。
・米国でもっともよく売れたハンドヘルドのベスト10のうち、8台がPalm社製品。
・Palm社は現在、8四半期目の経年連続成長中。
・Palm社は、統合デバイス市場で36%のシェア。
・Windows Mobile搭載のTreo 700wは、新年1月初旬に出荷開始予定。
・2006年の前半にも、BlackBerryとの連繋ソフト 「BlackBerry Connect」のTreo版を配布予定。

 …だそうだ。

 雰囲気ものの翻訳なので、正確には原文で確認してね。

 まさか、米国では発売されないという「巨大な国際的キャリアのために特別に設計されたモデル」のTreoが、ドコモのi-mode用のものだとまでは思わないけど、ACCESS社によるPalmSource社の買収があったり、これまでバラバラに進んできたモバイル系技術の統合が進んでいるだけに、何があってもおかしくないとは思う。もちろん、期待するような出来事が何も起こらない可能性だって、十分にある!間違いなく。

2005-12-21 | Project Palm 直接リンク

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