« Palm Source社が日系企業に買収された! | メイン | 寝耳にACCESS »

2005/09/09

【続報】Palm Source社が日系企業に買収された!

 ついに株式会社ACCESSさんから正式なプレスリリースが出た!

(※この記事からの続報だ)

当社子会社と米国PalmSource, Inc.との合併に関するお知らせ■(ACCESS)

 これによると、まずは合併の概要が書いてあって、それに続いて、合併の理由なる記述がある。それがこれ!かなり長めに引用すると…

合併の理由
 
PalmSource は、携帯機器向け組み込みOS であるPalmOS の開発およびライセンス提供を行っている米国の大手ソフトウエア開発会社です。PalmOS は、現在までにPalm 製PDA、Sony 製PDA CLIE、Samsung、京セラなどにライセンス提供されており、PalmOS搭載端末出荷台数 3,900 万台や40 万を超えるPalm アプリケーションコミュニティなどの豊富な実績を有しています。また、PalmSource は、2005 年1 月のChina MobileSoft の買収を通じて、携帯電話に最適なLinux テクノロジーを獲得し、現在Linux ベースのPalmOS の開発を進めております。これによりPalmOS の優れたユーザーインタフェース、ソフトウエア・フレームワーク、各種アプリケーション、Palm OS ユーザーと開発者コミュニティなどが、Linux コミュニティと結びつき、今後の市場拡大に大きな影響を与えるものと考えられております。
 
ACCESS は、PalmSource を実質的に完全子会社化することによって、PalmSource が保有する優れたユーザーインターフェース、アプリケーション、開発者コミュニティを取込み、携帯電話向けアプリケーションの大幅拡充を図れるものと期待しております。また、Linux ベースのOS とPalm ベースのアプリケーションまで含め、ACCESS としてトータルTurn Key ソリューションを提供することが可能となり、さらにACCESS が保有する携帯端末市場における顧客基盤をプラスすることにより、収益の拡大に加え、端末メーカーにおける端末開発コストの削減が可能になると考えております。加えて、China MobileSoft の開発チーム約200 名は、ACCESS の中国リソースの強化と、今後のLinuxベースのソフトウエア開発の一端を担っていくものと考えております。
 
ACCESS は、上記目的を達成するため、PalmSource(NASDAQ 上場)の株式を実質的
に100%取得することといたしました。

 つーことだ。今回の合併によって「PalmSource が保有する優れたユーザーインターフェース、アプリケーション、開発者コミュニティを取込み、携帯電話向けアプリケーションの大幅拡充を図」ることが目的だという。この文章通りだとすると、なんだかドキドキワクワクする内容だ。果たして、どうなる?続報を待て!
 

【続報】

 さらに、きっかけとなったNHKニュースのビデオがアップされたようだ。

■アクセス 米ソフト会社買収へ(NHK)

関係者によりますと、携帯電話でインターネットを利用する、いわゆるiモードを手がけたことで知られるソフトウエア開発の大手、「アクセス」は、アメリカの大手ソフト会社「パームソース」のすべての株式を三百数十億円で取得し、買収することで、「パームソース」側と基本的に合意しました。「パームソース」は、携帯電話の基本ソフトの開発ではアメリカを代表する、ナスダックに上場しているソフト会社で、アメリカの大手通信機メーカーの「モトローラ」も買収を目指していましたが、最終的に「アクセス」が買収することになりました。今回の買収は、「パームソース」の株主総会を経て正式に決まりますが、買収によって「アクセス」は、ソフト開発力を強化するとともに、海外での販売を拡大する狙いがあります。パソコン向けソフトでは、アメリカの「マイクロソフト」などに大きく遅れをとった日本のソフト会社が、アメリカの大手ソフト会社を買収するのは異例のことで、日本のソフト業界が巻き返しを図る動きとして注目されます。

 300数十億円かぁ?!…ちなみに、PalmSource社のことは、モトローラ社も狙っていたらしい。

2005-09-09 | Project Palm 直接リンク

コメント