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2005/01/08

詐欺師と調教師

 義援金を払う払わないは自由だけど、まさか、いったん約束した義援金についてもそれが言えるとは、さすがに考えたこともなかった。

■アナン氏、各国の約束を疑問視「救援金は集まらない」(CNN)

アナン氏は「最終的には、(約束された津波救援金の)すべては払い込まれない可能性は高い」と予測。ほぼ1年前に発生し約3万人の死者が出たイラン南東部バムの大地震で、各国から救援の申し出があったことに触れ、「約束はたくさんあったが、すべての金が集まったわけではない。これまでにも似たような経験はあった」と述べた。イラン政府によると、バムの大地震で救援金として各国が約束した計10億ドルのうち、これまでに約1750万ドルしか払い込まれていないという。バムでは、いまも10万人以上がシェルターやテントで生活しているとされる。

 正直、国家的詐欺は良くないぞと思う。私が考えるボランティアのモットーである「偽善魂でGO!GO!GO!」の本質的精神は「あげる人の気持ちより、もらう人の気持ち!」なので、こーゆー本当の詐欺行為は絶対に許せない。なので是非、この手の国家的詐欺行為は「世界的な発表」を行うべきだと思う。どっかのウェブでしっかりと発表してくれないかな?

 しかし、アナンという人の度量は深い!

アナン氏は「すべての金が集まらなくても驚きはしない。それが我々が受け入れなければならない歴史なのだ」と話す。

 それでも義援金を集め続けなければならない彼の苦悩を表した言葉として胸に詰まる。彼は、お気楽に悪意を糾弾したがっている私とは違うのだ。目の前でウソツキたちから現実のお金を引き出さなければならない立場の人間なのだ。

TSUNAMI

2005-01-08 | Project Palm 直接リンク

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