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2005/01/12

幸せな進化

 Appleという会社が最近頑張っているところは、その新機種発表が一般メディアにもちゃんと載るようになったことだ。鶏が先が卵が先かの議論はあるだろうが、少なくとも意図的な計算の元にそれがなされている。

■「iPodシャッフル」発表 容量512メガで99ドル(asahi.com)

米アップルコンピュータは11日、人気の携帯音楽再生機の新型モデル「iPodシャッフル」を発表した。記憶媒体として、フラッシュメモリー(電気的に一括消去・再書き込み可能なメモリー)を初めて使用し、重量が22グラムと大幅に小型化した。米国での価格は512メガバイトモデルが99ドルで、100ドルを切った。

 つまり、この会社は今、(少なくとも音楽プレイヤーの分野に関する限り)ちゃんとマーケティングと開発がシンクロしている希有な会社だな、と思う。それがいつまで続くかはともかくとして、

11日、アップルコンピュータの新モデル「iPodシャッフル」(写真中央)について、「ガムよりも小さい」と説明するスティーブ・ジョブズ最高経営責任者

 おそらく、はじめに「ガムより小さい」ありきだったと思う。だから、メディアはちゃんと予想通りに騒いでくれる。「ガムより小さい」と。別に、ガムより小さかろうが都こんぶより小さかろうが、本当はどっちだっていいのだが、「ガムより小さい」と言い切れることがアドバンテージとなっている。

 さらに、このサイトらしい言い回しをすれば、前回、iPodに「画像」機能を追加したばかりだけど、だからって今回、さらに新しい機能を追加してPDAに近づけるなんて努力もとくにはしていない。それは、iPodを買うようなごくごく普通のユーザはそんなものを望んじゃいないからだ。「画像」をつけたのも、単にアルバムのジャケットを表示できたら楽しいよね?ぐらいの軽ノリだったと思う。今後もこの手の新機能追加は行われるかもしれないが、それはあくまで「オマケ」程度だろうと思われる。あるいは、解説書の2ぺーじ目以降にしか書かれない「裏機能」として。それぐらいに、Apple社の音楽プレイヤー開発陣の腰は定まっているように見える。

参照●iPod shuffle(アップルコンピュータ)

 一方、同社は今回もうひとつの製品を発表した。

同時に、アップルは、499ドルの廉価版のパソコン「マックミニ」の投入も明らかにし、iPod人気をてこに、パソコン市場でもシェア拡大を目指す。

 このまるで、アルマイトのお弁当箱みたいなMacは、16.5×16.5×5.0cmのサイズ(1.3kg)だという。かなり小さい。上図のようにモニタやキーボードと繋いで使うらしい。そういう意味では、オールインワン型だった最近のiMacシリーズとはコンセプトを異にしているが、おそらく、最近のデスクトップ買うぐらいならノートパソコン買っちゃえという流れの究極の形として生まれた、ギリギリのデスクトップパソコンという感じがする。重さ的にも持ち運んじゃうことさえ出来ちゃうし。価格的にも、モニタをなくしちゃった分だけ、同社の主要製品(iMac=15万円、iBook=11万円)に比べて圧倒的な安さだし。ただし、前述のように、入門機でありながら、初心者に優しい「オールインワン」の伝統をなくしちゃったあたりがどう響くかは微妙な気がする。これは「パソコン初心者」じゃなく「Mac初心者」向けなんだという素晴らしい解釈も出てたりするが、このあたり、どうなんだろうか?実際、メディアはコイツに「ガムより小さい」のような「分かりやすい別称」をつけそこねている。

参照●Mac mini(アップルコンピュータ)

 でも、私は十分に面白がっている。買う買わないで言うと、やっぱり「iPod shuffle」が気になる。今はminiを二の腕に縛り付けてランニングしてるけど、iPod shuffleならもっと楽につけられるな。問題は筐体が小さくなった分だけ、操作性や閲覧性がどの程度犠牲になっているのか?あるいは、どの程度、練り込まれているのか?一度現物を見てみたい!

※上記写真のような、プラグ&プレイリストという発想は非常に面白い!これまでの詰め込み型じゃない、お気軽型のiPodらしい。

2005-01-12 | Project Palm 直接リンク

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