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2004/12/20

たった一人のためのデザイン

 落合博満の「俺流携帯電話」とか発売したら、ちょっとだけ面白いかも。帰宅が遅くなると、液晶画面に信子夫人の動画が映って、もの凄く叱られたりする。

■ユーザー層に合わせて携帯電話をデザイン(WIRED NEWS)

そこで今回のプロジェクトでは、アロイ社のデザインチームは、実際のデザインに取りかかる前にまず異なるユーザー層を代表する人々から話を聞くことにした。(中略)その結果、各人のニーズに合わせた4種の携帯電話が完成した——(老眼の)ローマンさん用の『インクルーシブ』、育児休暇中で携帯を使う機会の少ないピアソンさん向けの『エッセンシャル』、金融コンサルタントで仕事に携帯電話が欠かせないハミロスさんのための『24/7』、そして、見た目がかっこよく、友達と音楽を共有できる携帯がほしいという10代のトラビスくんにぴったりの『V−マックス』だ。

 記事中にもあるように「世の中をあっと言わせるほどの目新しさはないが、それぞれに特色がある」とは言える。実際、実用性はともかく、そのアプローチはいいと思う。「個人」というのは行きすぎだが、ユーザ本意のデザインという視点は間違いない!

 これで「たった一人」じゃなく、同類多数のモニタリングに成功すれば、かなり有意義な結果が出ると思うのだが…。かつては、使えるだけで売れた時代もある。ところで、この記事を読みながら、携帯電話の分野でも、メーカー側からのこうした熱心なアプローチが必要な時代が来たんだな〜とつくづく思う。実際、日本の携帯電話業界でも、長らく殿様商売だった某キャリアも…。

2004-12-20 | Project Palm 直接リンク

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