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2004/12/12

善人にも悪人にも便利

 良く言えば電子マネー、悪く言えばフィッシングってことか?

■「フィッシング詐欺」初被害 公式HP装い個人情報盗み悪用 米では被害拡大(Sankei Web)

セキュリティー対策ソフト大手のシマンテックは「国内でインターネットを三年以上使っている人のうち、フィッシング詐欺を知っているのはわずか24・4%。警戒心が薄いため、被害が拡大するおそれが大いにある」と指摘。

 …ということだ。なお、初の国内被害は数十万円だったそうだ。驚いたのは、上記の数字。フィッシング詐欺の被害はまだまだ増えそうだ。あるいは、まだまだ埋もれていそうな気配。

 面白いなと思ったのは、同じSankei Webに出ていた以下の記事。

■口座から携帯に直接入金 三井住友、初のサービス(Sankei Web)

三井住友銀行は11日、電子マネーサービスを運営する「ビットワレット」(東京)と共同で、銀行の口座から携帯電話に、電子マネーを直接入金する国内銀行初のサービスを、来年4月に始めることを明らかにした。(中略)新サービスは、三井住友銀が実施しているインターネットバンキングを活用し、NTTドコモの「iモード FeliCa(フェリカ) サービス」対応の携帯電話に24時間入金が可能となる。この携帯電話は電子マネー「Edy(エディ)」機能を搭載している。

 電子マネーの普及スピードがそれほど速いとも思わないのだが、携帯のように犯罪知識のきわめて薄いメディアにフィッシング詐欺等が登場したら、その被害総額は、現在のインターネット世界の比じゃないだろうなと想像する。くれぐれも携帯電話の世界ではそのようなことがないように、と願う。便利じゃ済まなくなるから。

2004-12-12 | Project Palm 直接リンク

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