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2004/11/30

機能はお知らせするところまで!

 ERROR on Palmに掲載された以下の二つの記事を読みながら、便利さと恐怖が同居した「今!」を実感した。

■EOP1879 闇サイト:違法行為呼びかけ横行(EEROR on Palm)

携帯電話や他人名義の銀行口座、偽造運転免許証などが取引され、おれおれ詐欺や架空請求、偽装結婚など犯罪の「道具」として悪用されている。

 MSN-Mainichi Interactiveの元記事を見ると、こんな記述も!

「1日5万円は確実です。メール下さい」。こんな勧誘文句でインターネット上で詐欺を持ちかけた男2人と実行役の男が今月10日、警視庁に逮捕された。3人は偽造運転免許証を身分証明書として悪用し、消費者金融から40万円を詐取しようとし現行犯逮捕された。2人が闇サイト「闇の職業安定所」に求人を掲載、応募したのが実行役の男だった。

 すべてにおいてユーザの便利さを追求するインターネットという道具には、「普通にステキな道具」とともに「暗黒面のステキな道具」も用意されている。しかも!

■EOP1878 子供が自殺系サイトを訪問で親に通知(EEROR on Palm)

新バージョンでは、新たに「警告メール」機能を搭載した。この機能は、Webサイトの閲覧そのものを制限するのではなく、指定した語句やURLが含まれるサイトを訪問した際に、リアルタイムで指定したメールアドレスに通知する機能。

 そうした「暗黒面のステキな道具」は、インターネットという道具の特製から、まだ判断基準となる人格が形成途中にある子供たちのすぐ間近に転がっていたりする。確かに、これほど恐ろしいものはない。父親が「子供への素敵なクリスマスプレゼント」を買ったのと同じ道具が、その子供に「自殺の方法」を教えたりするのだから。

 そこで、この「警告メール」の登場という訳だ。INTERNET Watchに掲載された元記事には以下のような記述がある。

警告メールに設定する語句やURLはユーザーで登録できるほか、自殺関連サイトを制限対象にするプラグインも標準添付される。Webの閲覧制限をオフにしたままで、警告メールだけを受け取るという設定も可能だ。なお、警告メール機能はMac OS X 10.2.8以降で動作する。

 ただし、ここで注意しなければならないのは、このソフトには子供が、親の指定した「良くないサイト」を訪問したという履歴については、リアルタイムにメールで教えてくれる。ただし、その時、親がとるべき行動については、当然教えてくれない。そこを間違えると…。

 つくづく難しい時代になったものだと思う。

2004-11-30 | Project Palm 直接リンク

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