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2004/11/28

日本の野球、イタリアのサッカー

 実は、日本の準国技・プロ野球が今ぶつかっている問題の多くは、十年ほど前に日本の国技がぶつかっていた問題に似ている。根幹を変えないと、古くなった大木は腐るという典型的な例題。

■サッカー関連のテレビ番組、視聴率低下、「本場」イタリア(CNN)

サッカーが「国民的スポーツ」であるイタリアで、試合日の日曜日夜などに放映されるプレーのハイライト特集や討論の番組が今季、軒並み視聴率の低下を被っていることが26日判明した。地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

 日本でも準国技が苦戦しているが、イタリアでも国技が苦戦しているらしい。その原因について、記事には以下のような指摘が…。

同紙によると、ハイライト物でも長寿の90分番組は今季、視聴率が昨季と比べ3%低下。キャスターは減少の要因について、今年7月にあった欧州選手権でのイタリアの不振や同国1部リーグでユベントスが盤石の強みを発揮し、リーグ全体が競り合いの魅力を失い、ファン離れを引き起こしていることなどを指摘。また、試合数が増加し、「テレビの観戦者は、番組疲れを起こしている」とも分析している。

 なるほど。しかし、同じCNNにはこんな記事も出ている。

■セリエAユベントスの医師に禁固刑、選手に薬物処方で(CNN)

サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)の名門、ユベントスのクラブドクター、リカルド・アグリコラ医師が、1994年から98年にかけて選手に禁止薬物を与えたとして起訴されていた問題で、当地の地裁は26日、アグリコラ被告に対し、禁固1年10カ月、罰金2000ユーロ(約28万円)の有罪判決を下した。

 どっかの国の準国技と同様、不振の原因は「腐っているから」とも言えるようだ。

2004-11-28 | Project Palm 直接リンク

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