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2004/11/23

恐怖!髑髏携帯

 ある日、あなたの携帯電話の画面がこんな風(リンクされたページの中程の写真!)になってしまったら、あなたはどうするだろうか?

■携帯のアイコンをドクロに変えるウイルス(WIRED NEWS)

フィンランドのエフ・セキュア社は19日(現地時間)、『シンビアン』OSを搭載した携帯電話を狙ったウイルス『Skulls』が見つかったと発表した。感染すると、メニューのアイコンがドクロの絵に変わり、通話以外の機能が使えなくなる。被害が広がる恐れは少ないとしているが、携帯電話も安全ではなくなってきた。

 携帯がウイルスやらトロイの木馬にばんばん襲われる未来というのは、考えただけでも恐ろしい。何が恐ろしいと言って、多少の情報通ならすぐに対応できたかもしれない携帯電話へのウイルス攻撃も、「もともと機械類が苦手な人たち」の携帯が蟻の一穴となって、致命的な事態を引き起こしそうな気がする。

 しかも、「もともと機械類が苦手な人たち」はパソコン世界でも同様のトラブルのきっかけとなることが多いのだが、パソコンと携帯電話の世界を比べたら「もともと機械類が苦手な人たち」の割合は、後者の方が圧倒的に多いと思われる。その時の二次災害、三次災害を想像するとゾッとする。

Skullsは英語でドクロの意。ノキア社のスマートフォン『7610』向けの壁紙ソフトを装っている。このソフトのインストーラー(ファイル名はExtended theme.SIS)をダウンロードしてしまうと感染する。ソフトの作者は「Tee-222」となっていた。被害に遭うと、スケジュール帳やカメラなど通話以外の機能は使えなくなる。ウイルス対策ソフトや、サードパーティーのファイル管理ソフトをインストール済みでない場合、携帯のデータをすべて消去しなければ回復できない可能性が高い。携帯から携帯へ感染することはないという。

 今のところ日本での被害は報告されていないようだけど、ここで狙われたOSであるSymbianは日本の携帯にも確実に進出しつつある。さて、未来がどうなるかまではわからなくなってきた。そういう意味では、とってもタイムリーなニュースも!

参照●Symbian端末を襲う新種のトロイの木馬「Skulls」(ITmedia)

2004-11-23 | Project Palm 直接リンク

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