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2004/11/12

皆さんからの声(3)

 さて、なぜそこまで「紙の出版」にこだわるのか?…という質問をたびたび貰います。そうです、プロジェクト・パーム バーチャル予約アンケート絡みの質問です。理由は簡単です。

 「シンプリー・パーム」の時に、初めて出版の世界について勉強させて貰いました。その中で痛感したこと。私や、このサイトの読者であるPalmOSユーザの皆さんだけが読むだけなら、電子出版はとっても便利です。だから、今回、紙の出版がどんな結果になるにしろ、電子出版の方策も是非とも探りたいと思っています。ただし、決定的な一点があって、電子出版「だけ」で出版したら、このサイトの読者など、本当に狭い世界から外にはまったくと言ってもいいほど届きません。これを痛いほど痛感しました。いくら私のサイトや関係サイトが必死に紹介したとしても、紙の出版で出した場合とは比較になりません。もしかすると、何倍というよりも、桁が2つも3つも違います。

 当然のことながら「紙の出版」である限りは、「シンプリー・パーム」の時のように、「amazon.co.jp」で注目されるだけでも日本全国にある書店でそれを扱ってくれますが、電子出版の場合はそういう訳にはいきません。パソコンを持っていない人たちのところには永遠に届きません。また、実を言うと電子出版である限り、ネット界のお化けショッピングサイトである「amazon.co.jp」にすら置かれません。

 さらに、この流通の問題にユーザの「意志」や「能力」問題が加わります。実は、すでに貰っているメールなどから、このサイトの読者の中には「電子出版では読めない」「電子出版では読みたくない」という人たちがいます。サイトの読者だからパソコンは持っているのでしょう。あるいは、Palmも持っているのでしょう。ですがまだ、パソコンやPalmで読書をするという週間すら持っていない人は、本当にたくさんいます。そういう人すらも読者の対象から落としたくはないのです。

 Palm関係の本だから我々相手にだけ出せばいいでしょ?というのとは、別の次元で、Palmに関する本を出す以上、出来る限り多くの人たちの目に届くようにしたい!という想いに駆られています。これこそがまさに、私が紙の出版のために最後の努力を続けている理由です。これは、このサイトを今読んでくれている多くの皆さんへの便宜とは別の問題です。実際、紙の出版とは別の次元で、皆さんへの便宜のために電子出版の道を探ることは出来ますし、実際それは実行するつもりです。その読者の皆さんへの「便宜」とは、まったく別の次元で、この本を一人でも多くの人たち、とくにPalmなど持ったこともない人たちに触れる可能性を1%でも増やしたいという気持ちが、私の「紙の出版」を目指す気持ちの背景です。アホっぽいかもしれませんが、そんなアホなことに燃えています。

 という訳で、たまに誤解されることがあるようですが、このアンケートは「紙の出版」か「電子出版」かの二者択一を問うアンケートではありません。Palmに関する本を出す以上は、一人でも多くの人たちに書店で見かける可能性、そして、実際に読んで貰える可能性を増やしたい!だから「紙の出版」を目指しているということです。「電子出版」への道を閉ざしたいとか、そういった種類の意図ではありません。出版業界という特殊な世界の事情に関することなので、私自身、「シンプリー・パーム」の出版をしなければ知らなかったことですが、ご理解頂けましたでしょうか?

 さて、そんな私の常識や良識を越えたアホな夢に少しでも共感してくれた方、是非とも、アンケートにご協力下さい!そんな背伸びしなくても等身大でいいじゃん?…そりゃそうです。アホな夢さえ見なければ、こんなアンケートすらやる必要さえないのです。それは私にとって楽だし簡単な道です。そうなんです。そっちの方が楽なんです。でも、私は挑戦したいのです。ギリギリマでは。もうダメだって実際に言われるその瞬間まで!

 アナタの一票がなければ、「プロジェクト・パーム」を「紙の出版」で出すことは非常に難しいのです。是非ともご協力下さい!…あ、くれぐれも二度投票などは必要ないですから!そこまで無理しなくていいです!まだ投票してないよって方の投票をお待ちしています!


※今回のアンケートでは、あまりにもたくさんの応募をいただいているので、以下は、いただいたアンケートの内、「公開可能なコメント」を書いてくれた人の中から、さらにその一部だけを抜粋させて貰っています!

※実を言うと「非公開コメント」の中に、私自身がちょっとウルっと来てしまったような、とっても素敵なコメントがあったりしたのですが、残念ながら「非公開」なのでここでは紹介できません。本当に残念!

■tkoさん

愛着を持ってPalm機を使っている者の一人として、ぜひぜひ読みたいと思っております。出版されたら必ず買います。絶対買います。

■齋藤純さん

PalmOSと共に歩んできた私のPDA歴を語るための1冊にしたいと思います。是非、発売してください!応援しています。

■rtokuさん

PDAを巡る状況は厳しいですが、PDAに求められるものの中には、昔と変わらないものがあると、わたしは信じています。そして、それをもっとも具現化したのはPalmです。ケータイにしろ、iPodにしろ、PDA的な分野をカバーするのであれば、Palmの思想や経験を活かすことが絶対条件となるでしょう。そういう意味で、Palmが世の中に登場し、受け入れられていく過程の記録が、今まさに必要なのだと思います。ま、堅苦しい事はともかく、読みたい! 今すぐにでも、読みたいです!

■彦助さん

がんばってください。これしか言えませんが、出たら必ず買います。確実に「シンプリー・パーム」以上に楽しめるはず。そんな予感にドキドキしています。そうです、私は機長の文章をもっと読みたいのです。Webだけではだめです。ぜひ紙面で読みたい。ねっころがって読みたいのです。かつてPalmで青空文庫を読みふけっていた頃のように。

■mutaseiさん

色々な障害がお有りのことと思います。大変なご苦労があることと思います。しかしながら、今だからこそ、まさに今だからこそ是非出版の機が訪れる事を願います。また、この何の力も持たない私ですが、微力ながらなにかしらその力の一握のものとなれればと思っております。

■きっとさん

シンプリーパームも買った。小冊子が付いた雑誌を、小冊子が読みたいばっかりに買った。首が長くなって、冷めたラーメンのように伸びきってます。早く出して!(出版できることをお祈りしています)

■葵木和寿さん

「読みたいな」と思ったので、読めたら嬉しいです。

■MASSさん

2年以上もProjectPalmが出版されるのを待ち焦がれています。今度こそ出版されると良いですね。

■takeoneさん

私もPalmに取り付かれた日々がありました。思いっきりPalmware作りに没頭した日々もありました。でも、そんな良き日は過ぎ去り、平凡な日々を暮らしています。Palmにわくわくした日々はすべて良い思い出です・・・
 
などとは言いたくないんです。今、まさに魅力的なPalmがTreoが日本以外には売られている。私はそれが使いたいんです。私は、この本を通じてまたPalm旋風が吹くことを期待しています。

■木村慎さん

買います!絶対買います!3,000円でも買います!私ができるのはPPを読みたい人がいることをアピールすることだけですが、機長さん、あきらめずにがんばってください。

■Sdoさん

シンプリー・パーム、結構面白かったです。サイズも程々で、通学時間に読んでました。こういう"Palm本"が、他にあっても良いと思います。(書籍媒体で)日本でのPalmの歴史や発展、今後の方向性などを期待したいと思います。。
 
#雑誌は殆ど買わない(溜まるから)ので、連載記事や付録(小冊子)などよりも一冊の書籍として存在してくれる方が助かります。。値段も2000円前後が良いと思います。(シンプリーパームは2400円だったので)

■kuboさん

頑張って出版してくださ〜い!買うぞー。

■comさん

非常に惹かれるので、入手し易ければ必ず買います。

■amerioさん

Clieの方針転換ついては意見の分かれる所ですが、僕は手のひらの上で使える「Palm」デバイスに惚れ込んでいます。PDA市場の冷え込みが続く中、Palmにはもう一度盛り上がってもらいたく、書籍の発行を応援させていただきます。

■わんわんさん

是非読みたい!電子媒体でも良いのですが・・・やっぱホンが欲しいです。

■前川哲也さん

絶対買って読みます!!いつまでも待っていますので、がんばってください。

■Takironさん


シンプリー・パームの興奮冷め遣らぬ中、貴兄のサイトで日本パーム界の黎明期を綴った本書の予告が!絶対に買って読むんだ!心に誓ったものの約束の夏は過ぎ、パームコミュニティの中のバナーを物悲しく眺める日々でした。
そんな時公開された新サイト、『Project Palm』。どんな新しい展開が訪れるのか期待と不安が胸を過ぎったのは言うまでもありません。やはり心配していた通り、執筆の遅れではなく、出版社の都合での出版凍結…。
もしも一ユーザーの声が役に立つことがあるのなら、私のようにずっと本書を待ち焦がれている読者諸君、共に立ち上がろうではありませんか!!

■Cardoさん

PalmMagazineオマケの小冊子、非常に楽しく読ませてもらいました。あの続きを多くの人に読んでもらえるよう、出版に向けてがんばってほしいです。私自身も早く読んでみたいです。

■うしさん

確かに今はpalm、というよりPDAにとってあまり良い時代ではありません。そんな中での"Palm本"の出版は歓迎されないのかもしれません。但し、それが”PDA”に関する本であったら、です。機長さんの書かれた本であるなら、それはきっと"PDA"を舞台とした"人間"の本である、と確信しております。ですから是非読んでみたい。ウエブ上での公開、という方法もあるかもしれませんが、やはり”本屋さん”で、直接手に取って購入したいのです。出版、実現しますようお祈り申し上げます。

■レインさん

某PCショップで、PDA担当になって7年がたちます。「シンプリーパーム」を読んだ時、販売という視点からでは見えなかった色々なことが分かって、頭の中でパズルのピースがどんどんハマって行き、今までに経験したことのない不思議な気持ちでした。『また、同じ気持ちを味わいたい!!』それが私の気持ちです。想いです。
個人的には、「紙」でなくても良いです。どうしても読みたいから…。どんな形であれ、読める日を楽しみにしています。紙の書籍で発売の際はうちのPDAコーナーでも展開しますよ(^^多くの人に読んで貰いたいので!

■いしかわ@いしかわの山登りさん

Palmが少しずつ一般の人にも知られるようになってきた2000年、僕は『世界一周登山の旅』に出発した。Palm111とWorkPadを携えて。旅先で次々と発表される新型Palmのニュースを、Web上でうらやましく眺めながら、それでも僕のモノクロPalmたちはけなげに働いてくれた。
 
そして2003年、世界一周を終えて帰国。どうやら世の中的にはPalmバブルは弾けたらしい…。でも、ウラシマ状態の僕にとっては、日本は世界がうらやむモバイル天国で、数多くのCLIEがあるじゃないか…。まだまだいけますって!
ということで、過去のPalmニュースを後追いしながら格闘している日々です。

■023さん

お疲れ様です
Palmが日本から撤退した事もあり、一時の盛り上がりは望めませんが、是非読んでみたいものです
いざとなれば電子書籍化してシェアウェアとしての配布、等と言うのも最終手段としてはありかも知れませんね(専用ソフトとかを作るのも良いかも)

■fatboyさん

大いに期待しております、こんな事でお力になれるのかわかりませんが、頑張ってください。

■はるまきさん


書籍が出ることを期待して、「MalmMagazine」の付録を読むのを我慢したので、『プロジェクト・パーム』ぜひ読みたいです!出版が実現した暁には、もちろん「ブックオフ」等で買わず、新刊で買わせて頂きます。直接プロジェクトを実現するための手だては持っていませんが、せめてこんな形でも協力させていただければと思います。機長さんの情熱が形になることを切に願っています。

■Violetさん

ぜひ読みたい。あのオマケ冊子だけで終わるなんて…、煽られた期待の捌け口は!?

■believeさん

機長さんの文章に魅せられて、Palmユーザーになりました。その後ライフスタイルの変化でモバイルユースはWindowsノートPCになってしまいましたが……。「シンプリー・パーム」は出版後わりと速攻で購入しました。「プロジェクト・パーム」ももし出版されれば必ず購入します。

■ASさん

「翻訳版は出ないだろうな」と思って、初めてAmazonで買った洋書が「PILOTING PALM」でした。TOEIC460点なので、ウンウンいいながら読んでいるうちに「シンプリー・パーム」が出たのでした。ちょっと悔しかったので買わずにいたら、ASCIIか技評のどちらかのモバイル系雑誌の読者プレゼントで「シンプリー・パーム」が当選し、おいらは死ぬほど嬉しかったのでした(嬉しかったのかよ>おれ)。
原書より、翻訳版のほうが100万倍内容がよく分かったよ!
そんなわけで、原書で読んでも日本のパームコミュニティがとってもよく分かる本書が出たら、絶対買っちゃう。ていうか、買わせていただきます。


 皆さん、ありがとうございます!まだまだ募集、続けます!


■プロジェクト・パーム バーチャル予約アンケート

PPバーチャル予約アンケート(中)

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