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2004/09/19

過去のような、未来のような

 朝日なのか、夕日なのか?

■坂村教授率いるYRP-UNL、ユビキタス端末の量産開始(ITmedia)

量産第一号機の価格は30万円台ぐらい。高いと思うかもしれないが、業務用RFID端末とほとんど変わらない。性能を考えればコストパフォーマンスは非常に高い。量産2代目になったら、デジカメ高級機と同じぐらいの普及価格になるだろう。

 各種機能が全然違っているので、一概にこのマシンをPalmOSマシンと比較することは出来ないが、サイズ76×144×15mmで重量19gという筐体は、サイズ73.3×121.5×15.7mmで重量185gのTH-50シリーズとほとんど変わらない。

 そして価格30万円から試験機を作り始めるというのが、小型携帯端末のもうひとつの姿だったりもする。そう、「ブームは終わったよね」と言われている実際の市場ムードとは別に、小型携帯端末は携帯電話機とともにまだ本当の未来を決めかねているというもうひとつの真実がある。

 な〜んか、このカテゴリでは、良くも悪くも市場と研究所の間の意識の乖離が大きすぎるような気がする。でも、このあたりがこのカテゴリの短期の短所であると同時に、長期の意味での長所だったりもするからやっかいだ。

2004-09-19 | Project Palm 直接リンク

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